哲学堂の名所

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哲学堂の名所


哲学館
哲学堂公園開設当初の門柱。
これより、哲学堂公園の境内に進む事で、
哲学的に宇宙の真理を味わい、
人生の妙趣を楽しむところであることの標示をしている。

哲理門
(妖怪門)
哲学堂本堂の正門に当たる。
門の中の、左右の天狗と幽霊は、もと、この地に
天狗松と幽霊梅があった事をちなむとともに、
前者を物質界、後者を精神界に存する不可解な
象徴とみなした。

常識門

哲理門に向かって右手にある、本堂に入る門。
正門の哲理門に対して、普通の出入り口である
事を意味してつけられた名称の門。

一元牆(いちげんしょう)

常識門と哲理門の間にある垣根、この垣根により
世間の多元的見解と、哲学の一元的見解の境界
としている。

髑髏庵

往時、休憩所にあてられ、来客は、ここで、俗塵に
汚された精神を清めて、いよいよ哲学的雰囲気に
ひたるものとして、骸骨をもって俗心の死をあらわしている。

鬼神屈

髑髏庵より復活廊を通り、この屋に至れば精神は俗界を
離れて霊化するというので、この鬼神屈と名付けられる。
室内を接神室、楼上を霊名閣と呼ぶ。

天狗松

『和田山や一本高し天狗松』
昔、住民が松を切ろうとすると、そのたびに、天狗が現れて
邪魔をして切らせなかったという伝説の松。
樹齢約200年
高さ8間、周囲7尺5寸。
昭和8年に枯死。

時空岡(じくうこう)

このあたり、一帯の岡の上の平坦をもって哲学の
時間空間を表現している。

百草叢( ひゃくかそう)

天狗松付近に生える叢。
時空岡に対して、この林叢を名付ける。

四聖堂

本堂に、東洋哲学の孔子と釈迦、西洋哲学のソクラテス
と、カントの世界的四哲人を奉祀している。

懐疑巷

六賢台の裏手の階段を少し降りたところ。
これより、先に進めば、唯物園に至り、後ろに下れば、
唯心庭に達する辻になっている。
「往こうか唯物、返ろうか唯心、ここが、思案の懐疑巷。」

筆塚

懐疑巷のすぐ側に立てられている塚。

哲学堂公園の筆塚

井上円了博士が全国巡遊中に各地で、揮毫を求められ
その際の基金を基に哲学堂が開設されたが、その謝意と、
かつ、その筆供養にと記念碑として造られた。

感覚巒(かんかくらん)

唯物園の上にある経験坂の西にあり、唯物園の上にある。
経験の為には、耳目等の感覚に寄らねばならないことを
意味している。

三祖苑

感覚巒を西に、上がっていったところあたりにある。

三祖碑
三祖苑にある、三祖碑には、中国の黄帝、
インドの足目、ギリシャのターレスの三人が
刻まれている。

経験坂

懐疑巷を西に行き、唯物園に達する坂道。
途中にある、階段は経験を表し、唯物論の理論には、
理科博物等の実験をその考証とすることによるものである
としてこの名がある。

唯物園

経験坂を下った、妙正寺川に面した平地。
唯物論的寓意をもって、このあたり一帯を言う。川下の
方向にある唯心庭と共に、哲学的二名勝の一つである。

数理江(すうりこう)

哲学堂公園では、妙正寺川を数理江と呼ぶ。
この川が、学界を数理をもって一貫していることを寓している。

神秘洞(しんぴどう)

唯物園にある穴。

神秘洞(しんぴどう)

進化溝の源をなし、進化の根元は極め盡せば
神秘に帰すると、してこの名がある。

狸燈(りとう)

狸燈(りとう)

人間の心情には、狸に類するものがあり、しかも、時には、
光輝ある霊性を発することもあるとして腹の中に燈篭を
仕込んである。

観象梁(かんしょうりょう)

狸燈(りとう)の脇にある、妙正寺川にかかる橋。
形状から富士橋とも言われたが、今は普通の橋。

観象梁(かんしょうりょう)

二元衛(にげんく)

唯物園から妙正寺川の下手にある唯心庭へ行く途中
にある岐路にあたる場所。
二元もまた物心二者対立の名称である。

独断峡

唯物園から妙正寺川の下手にある唯心庭へ行く途中
にある断崖。独断とは,精神上の思想の基礎としており、
この断崖を行くことが、唯心庭に通ずるのでこの名がある。

鬼燈(きとう)

唯物園の狸燈(りとう)に対した燈篭で、人の心中に宿る
鬼にも、良心の光明は存することを寓している。

鬼燈(きとう)

概念橋

概念橋

理性(島)に達する道程には、概念という(橋)が存する
として池の島に渡る橋を概念橋とした。

主観亭

池の脇にある東屋。唯物園の客観廬に対する名称で、
心界の休息所であり、心界の風光を観察する場所。

唯心庭

川上にある、唯物園に対する小庭で、池の北東に
隣接してある。

先天泉

先天泉

我々の心の奥深くには、経験や教育を超越した
高妙尊厳の消息に接する事があることを、この
先天泉に喩えている。

直覚径(ちょっかくけい)

唯心庭と時空岡を結ぶ近道の階段。
唯心庭より、丘上の論理域に至る近道。

認識路

唯心庭と時空岡を結ぶ階段。
近道では無いが、途中に、演繹観(えんえきかん)という
傘型亭がある。
もし、丘上の論理域に至らんとするのに、
直覚径(ちょっかくけい)を避けて、よく物事を知覚し推理して
落ち着いて登るのならば、こちらの路を選ぶ。

演繹観(えんえきかん)



理論に達する参観者は、ここで少し休憩して、
よく、内省して、よく道理にあてはめて断定する
ようにされたい。

意識駅

直覚径(ちょっかくけい)か、認識路を通って、丘の上に
上がってきた合流地点。
丘上に達した観覧者は、ここで一休みして、
直覚径(ちょっかくけい)と、認識路を観ながら
種種、想念する。




丘の上(時空岡)には、

絶対城

絶対城


皇国殿や宇宙館

皇国殿

また、六賢台四聖堂といった建物や三学亭がある。

三学亭には、
わが国古来の神、儒、佛、三道の中最も、著述の多い
平田篤胤、林羅山、釈凝然の三碵学の
石額を奉崇してある。
三学亭の裏手には、

硯塚

硯塚がある。

また、時空岡から、梵天台に向かう路には、
理想に達する橋として、理想橋という石橋がかかっている。

その、理想橋の手前に、
幽霊梅が花を咲かせる。

幽霊梅


参考資料:哲学堂公園リーフレット


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